弊社は、2015年に業務システム導入のための業務コンサルティングサービスを行う会社として設立しました。KISCの”K”はKnowledgeable(豊富な経験)を、”I”はIntelligent(知恵)を、”S”はSystem(業務システム)を、そして”C”はConsulting(コンサルティング)を表しています。社名の様に、弊社は企業の現状の経営・業務課題を顕わにし、あるべき組織構造まで踏み込んだ、ToBe業務モデルをデザインするだけでなく、その個々の企業様の実力に則した実現可能業務モデルまで落とし込み、トップ及びミドルマネージメントの方々のそれぞれに、ご納得いただくことをミッションとしております。
新時代の業務とシステムの在り方を追及する
・構想企画サービス
・トレーニングサービス
・ERP導入マネージメントサービス
・Sierソリューションビジネス立上支援
当サービスはERPパッケージを導入する前の企画および構想の段階のコンサルティングサービスとなります。特定のパッケージに紐づくことがなくニュートラルに実施することも特定のパッケージに紐づいた形で実施することも可能です。
弊社のコンサルティングはあくまでも工場経営およびそこに係る業務中心です。クライアントの工場視察と業務ヒアリングをベースに中核となる課題をあぶり出し、経営課題・SC課題・業務のしくみ課題・組織インフラ課題の因果関係を明確化するとともにそのプライオリティを定め、打ち手を明確化した上でToBeモデルと個々の企業の実力に則した実現可能モデルを描きます。 約3か月で次のような内容をコンサルティングを実施します。
現状分析の手法である“ABCメソッド”(業務プロセス再構築構想企画手法)についてご紹介します。
フェーズA=Analysis & Targeting
・現状(ASIS)分析
・経営・業務の課題抽出・体系化
・改革目標・アクションプラン設定
フェーズB=Business Process modeling
・あるべき姿(ToBe)業務モデルの設計
フェーズC=Computer System Strategy
・業務システム実現の為のITの
戦略的活用計画設計
“現状分析”を上記3つのフェーズで定義し、実施します。(ABCメソッド)
ABCメソッドでは、全体最適経営のしくみを構築するために、経営課題・業務課題を明確化しその解決に向けて何をすべきか、情報の戦略的活用のためのソリューションを策定し構想企画を行う方法論です。
実践的なトレーニングが弊社の方針です。座学、ハンズオン、演習、ディスカッションといった様々な方法を組み合わせてトレーニング効果を上げます。トレーニングの目的は単に知識を高めることでも、貴社における何らかのテストに合格することでもなく、自律を促すことを目的に考えております。弊社のトレーニングは次のようなメニューを揃えています。
具象は問題を創造し、抽象は問題を解決する
徳川家康はなぜ江戸幕府を作ったのか?
豊臣秀吉は天下統一後、徳川家康が豊臣家の脅威になると感じて、江戸へ左遷した。しかし家康は逆に江戸の潜在的価値を感じたため、その後関ヶ原の合戦に勝った後も江戸から動かず、江戸に幕府を作った。当時の日本の政治の中心は京都、経済の中心は大阪であり、普通に考えれば家康は大阪から名古屋にかけて、どんなに東でも静岡辺りに幕府を作るのが妥当な線だったのに、なぜ江戸に幕府を作ったのか。当時は、江戸城(現在の皇居)近くまで海岸線が迫っており、利根川が江戸湾に直接流れ込んで毎年氾濫をくり返していた。全体的に水はけが悪い関東平野は湿地帯であり、農地は非常に少なかった。戦国時代は大規模土木技術が大幅に進歩した時代でもあった。織田信長は、洪水の被害を常に受ける長良川河口の治水工事によって、肥沃な農地を手に入れた。家康も毎年洪水をくり返す利根川を太平洋に直接流したり、関東平野の水はけを改善する土木工事をすれば、関東平野に広大な農地が幕府の手に入ることに気づいた。つまり家康は湿地の下に隠れていた「関東平野」を見抜いたのだ。こうして得られる農地は幕府の直轄地になり、そこから得られる年貢は幕府の有力財源となる。これは徳川幕府を長期安定政権にする上で重要な要素になる。こうして家康は、1590年に日比谷の入り江埋め立てを皮切りに関東平野の湿地帯の改良工事に着手し、関ヶ原の戦いで天下統一を実現すると諸大名の力を借りて、ついに1621年の三代目将軍の時代には利根川を太平洋に直接つなげた。1600年からの100年間に日本の農地の面積は三倍増したが、ここには家康の関東平野の工事が大きく貢献した。戦国時代に日本の農地はほとんど増えず、従って農産物も増えず、食糧不足を招き、これが諸大名間の戦争を招いた。徳川幕府は日本の農地を大幅に増やすことで250年間の安定政権の土台を作った。その最も顕著な実績が関東平野の治水工事だった。
上記文章を読み以下の様な因果関係マップを作成します
お客様のERPなどシステム導入においてのリード支援を行います。ERPやMESの導入においては顧客がプロジェクトをマネージし、要件出しをするという事が前提となっていますが、プロジェクトをリードしたり要件を出すためには自身がERPパッケージの機能と進め方を理解している必要があります。ですが実際には未経験の領域においてどうすれば良いのか分かるはずがありません。そこで弊社では自社主体でプロジェクト、SIERをリードしたいお客様と共に伴走を行うサービスを行っております。パッケージ導入における失敗の原因は多岐に渡りますが、実際は導入側の目的・狙いの曖昧さ、導入体制の不備、導入姿勢の未熟さから来る問題がほとんどです。その問題を最小化するためのサービスとも言えます。
リーン導入とはSaaS型ERPのための導入方法と言えます。従来のウォーターフォール型の導入ではどうしても開発ボリュームが大きくなるため、コストと期間の増大を招きます。本来ERPの持っている機能を最大限利用し、且つ経営や業務課題の解決を考えるにはリーン導入手法を利用した進め方、考え方を実行する必要があります。弊社は、その方法を指導しながらERP導入を行うための支援も行っております。
ERPに関する知識と経営・業務価値を高めるための知識を獲得する学習サイクルを小さく回し、詳細業務フロー/開発仕様を固めていく手法(セットベース導入)
・導入プロセス(コスト)のムダを徹底的に排除
・経営・マネージャー、他部門が求めるニーズに対応
(ある面関係者が気づいていない潜在的なニーズを把握する)
・現状の業務に縛られない
リーン導入の原則
1.ムダをなくす
2.学習を強化する
3.決定を遅らせる
4.仕掛でも早く提供する
5.導入チームに権限委譲する
6.品質を作り込む 全体を最適化する
※『決定を遅らせる』とは、まず小さく仮説検証を繰り返して精度を高め、より成功率の高いアウトプットを提出すという事。すぐに決めた仮説でGAPを出し基本設計・開発を行わないという事
代表取締役 高橋 俊幸
エグゼクティブコンサルタント
株式会社荏原製作所にて、汎用・産業ポンプの生産管理に従事同社のインドネシア法人の生産管理、経営企画責任者を6年間歴任後、産能コンサルティングに入社、ERP(QAD)パッケージ及びクラウド型生産管理のコンサルタントとして10社以上のERP導入など約10年間従事、その後独立し業務コンサルタント、D365 F&O、Infor CSI(Syteline) 導入コンサルタント及び海外ビジネス開発コンサルタント、また抽象化能力開発の稲垣公夫氏の「本質思考道場」のフランチャイジーとして活動中